おわりに

マインドフルネスコンサルタント資格講座の終了、おめでとうございます!

これまでマインドフルネスについて学んできましたが、いかがでしたか。
マインドフルネスを深く知ることは、ある意味衝撃的だったのではないでしょうか。

すでにマインドフルネスを実践している人は、学ぶ前と現在では、生活の質が変わったことに気がついたことでしょう。

ここで、マインドフルネスを実践したある人のお話しをしたいと思います。

マインドフルネスを学ぶ前、この人は毎日子どもの送迎をとてもめんどうに感じていたそうです。
朝、保育園に送るときは子どもに話しかけられても上の空で、その日に終えなければならない仕事について考えていました。
夕方迎えに行くときも、その後の夕飯の準備やお風呂のこと、そして次の日の準備のことを考えていました。
子どもが保育園に行きたくないと言って泣く日は、とてもイライラしたそうです。

しかし、マインドフルネスを実践しはじめてから子どもの送迎がめんどうだと感じることが少なくなりました。
そして気がついたときには、子どもの送迎を楽しめるようにまで変わったそうです。
子どもはあっという間に大きくなってしまうのだから、今この瞬間を子どもと向き合い、楽しむべきだと気づいたのです。

送迎時にいつも考えていた仕事のスケジュールや家事のことは、そのときに考えても考えなくても全く影響は出ませんでした。
さらに興味深いことに、その人が送迎を楽しむようになってから、子どもも保育園に行くのを嫌がったりすることがなくなったそうです。

この講座では、マインドフルネスを学ぶことを通して、
自分のことに「気づき」、自分の怒りや悲しみ、不安と向き合い、
失敗や挫折を受け入れながら歩んでいくことをお伝えしました。

自分と向き合うことで、家族や他者への共感が生まれ、人に愛を持って接することができるようになります。
「組織におけるマインドフルネス」でご紹介したチャディー・メン・タン氏は、とても幸せな状態とは「思いやりを持つこと」だと言っています。

この瞬間を生きるということは、何てすばらしいことなのでしょうか!
この感情を忘れずに持ち続けられるよう、日々マインドフルネスに過ごしていきましょう。

ここまで学んでいただいた受講者のみなさまの、これからの人生が、
より豊かで、より幸せで、より愛にあふれたものでありますように。

今後の進め方について

カリキュラム内容の終了
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マインドフルネスを生活の中で実践
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学習を進め、練習問題で試験対策を行う
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検定試験受験
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試験合格後、ディプロマ取得
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実践を重ねながら
自分が求めている形での活動を進めていきましょう。

まずは生活の中で実践し、そして検定試験を受験しマインドフルネスについての知識がどれぐらい身についたか確認しましょう

マインドフルネスコンサルタントとしての知識を習得したあとは、
自分の生活に役立てたり、家族や友人で悩んでいる人がいたら、その知識を活用してあげてください。

例えば・・・

  • 子育て中の人は、ママ友などに実践方法を教えてあげる
  • 会社員として働いている人は、社内で実践できるよう会社に相談してみる
  • すでにヨガなどのインストラクターであれば、レッスンにマインドフルネスを組み込む
  • ブログやSNSで発信して、多くの人と知識を共有する

資格は、取得した後の活用が大切です。

セミナー講師&教室開催マスター特別講座もありますので、マインドフルネスの講師としての働き方を学んでみてもよいでしょう。
マインドフルネスは、自分だけではなく周囲の人も幸せにできるすばらしい考え方です。
今回学んだ知識を最大限に生かすことで、自分の人生を豊かにし、そして大切な人たちも幸せになれるよう、手助けしてあげてください。