Lesson3-1 マインドフルネス瞑想とは?

マインドフルネス瞑想について

「瞑想」について、どのようなイメージを持っていますか?
多くの人は、お寺で座禅を組んで、長時間目を閉じてじっとしているといったイメージを持っているはずです。

考えるだけでもハードルが高く、難しそうですね。

仕事に家庭に、とても忙しい人は、
「瞑想をする時間が取れなさそう」
「続かなそう」
「毎日は無理」
と最初は思ってしまうかもしれません。

しかし、マインドフルネス瞑想は難しいことはありませんし、時間に関しても長時間必要になることようなことはありません。

世界中の著名人などが生活に取り入れているマインドフルネス瞑想。

忙しい著名人が続けられるということは、そんなに時間がかかるものではなく、毎日続けられるぐらいの習慣であるという裏付けにもなりますね。

誰でも・いつでも・どこでもできる瞑想

マインドフルネス瞑想は、おこなう時間や場所が決められているわけではありません。
自分で好きなときに、好きなだけおこなうことができます。

朝起きてすぐ、仕事をする前、夕方、寝る前など、好きな時間で実践できるのです。

マインドフルネス瞑想は、誰でも取り組むことができます。
年齢も関係ありません。
子ども向けのマインドフルネスワークを実践している団体もありますし、
自社の社員向けにマインドフルネス瞑想を取り入れている企業もあります。

つまり、子どもから大人まで、老若男女、誰でもおこなうことができるのです。

瞑想は、長ければ良いというものでもありません。
特に瞑想の初心者は、最初は1分からでも良いのです。

それよりも、自分の負担にならない範囲でコツコツと続けて習慣にすることが大切です。

自分に対して評価をしない

瞑想は、最初はなかなかうまくできないと思う人が多いようです。
瞑想を始めるとわかりますが、自分の中に次から次へと雑念が沸き起こってきます。
仕事のこと、家族のこと、今度の休日のこと、将来のことなどから、
今日の夕飯の献立など小さなことまで、
いろんなことを考えてしまっていることに気がつくでしょう。

そんなときに
「自分は考えごとばかりしてだめだ」
「考えないようにしても、考えてしまうから瞑想できない」
と自己嫌悪に陥る必要はありません。

瞑想がうまくできなくても「自分はダメだな」と評価をしないようにしましょう。

それよりも「今の自分は、雑念がわいているんだな」ということに気づき、受け入れることが大切です。

最初は難しいかもしれませんが、続けるうちにできるようになります。

雑念がわいたらそれに気づいて受容し、そしてまた、瞑想に集中しなおせばよいのです。

すぐに効果が出ることはない

マインドフルネス瞑想は、一回やればすぐに効果を感じられるというものではありません。
即効性がなくても、「自分には向いていないんだ」と落胆することはないのです。

そもそも、マインドフルネス瞑想をおこなってから効果を実感できるまでには、個人差があると言われています
2〜3週間で自分の変化に気がつく人もいれば、毎日コツコツ続けても、半年たってようやく効果を感じられたという人もいます。

また、マインドフルネス瞑想による効果は、突然劇的に得られるのではなく、「最近熟睡できるようになった」
「イライラすることが少なくなった」
「集中力が高まったような気がする」といった、
日常のふとした変化で気がつくことが多いと言われています。

難しく考えずに始めてみよう

マインドフルネス瞑想は、簡単に始められ、日常生活の負担にならないことがおわかりいただけましたか。
マインドフルネス瞑想は、誰にでも始められます。

難しく考えずに、まずは始めてみましょう。
最初は効果があるのかよくわからなくても、続けていくうちにきっと自分の変化に気がつくはずです。

それでは次のセクションでは、マインドフルネス瞑想のポイントについて詳しく学んでいきましょう。